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ネイティブスピーカーも知らない!英語のヒ・ミ・ツ

ネイティブスピーカーも知らない!英語のヒ・ミ・ツ

母音は二の次

そういえば、中学や高校で、「発音」のテスト問題といえば
「次のうち、下線部の発音が他と異なるものを選べ」
とかそういう設問だった。
英語教材執筆のバイト経験から言うと、それは今でも大差がないようだ。

が、この場合下線部を問うのは、ほとんどの場合「母音」である。英語は、おそらくはルーツが複雑なせいで、つづりと発音が1対1の対応をしていない。つまり、同じつづりでも違う発音になることが多い(ラテン系の語でもドイツ語でもそういうのはない)。だが、それは母音の部分のことで、子音の発音はほぼ一定だ。だから問題にしようがない(たまに、子音が濁るか濁らないかをたずねる問題はあるが)。

だから学校のテストで発音問題がパーフェクトに出来たところで、発音を認識していることにはならないのだ。上記のような形式の「発音問題」は実を言えば「綴りの問題」にすぎないのである。

ほんとうは、日本人が英会話をするためにという視点で考えると、母音の発音などは乱暴に言えば、それこそ「二の次でいい」のだと思う。なにしろ日本人は母音なら認識できるのだ。もちろん英語では、アイウエオだけではなく、エとアの中間の発音だの、オとアの中間の発音だの、母音にも「日本語に存在しない音」はあるのだが、それでも大筋は認識できる。それの母音の違いを聞き分けられないと単語を誤解することはあり得るが、それほどたいした問題ではない。二重母音にしても「アイ」が「エイ」でも大問題ではないのだ。英語圏内でもそのあたりは地域によって「なまっている」のである。
オーストラリアではtodayをトゥダイと発音するというのは有名な話だしね。

それよりも、子音! なにしろ子音は日本人的には最初は存在が「認識できない」のだから困ったものだ。だからこそ、発音の仕組みを覚えて「やってみなければ」ならない。
もちろん母音の発音も無視して良いとは言わないが、なにしろ「できるだけラクに効率よく」をモットーとしているので、優先順位を大事にしたい。とりあえず「子音の存在が分かる」ようになってから母音の方に注意を向けましょう。

★ところで、お役立ちサイト発見。
Randall's ESL Cyber Listening Lab 
英語のリスニングテストが無料でできます。
全部英語のページですが、とにかく聴いて問題に答えればいいだけ。スクリプトもあるのでとても勉強になりますよ。ただし中級以上向け、かな。

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